家族の形

知り合いに不幸があり、お葬式に参列しました。

とてもお世話になった先輩の奥様のお葬式で、かれこれ20年来の知り合いです。

お子さんがまだ小さかった頃を知っています。そしてその子が大学生になり、社会人になって巣立っていって、夫婦お二人に戻り、そして今回、突然のお別れ。

家族の形って変わっていきます。ずっと同じではありません。

最初は夫婦二人で始まって、仮に子供が増えればにぎやかになり、その子供が成長して巣立っていって、また二人に戻る。そして今回みたいな別れの時がくる。

ただ、巣立っていった子供も自分で家族を持つかもしれない。一人が二人になり、また新しい家族になる。

式の終わりに中島みゆきさんの「糸」が流れました。その曲を聞いていると涙が溢れ出てきました。


縦の糸はあなた
横の糸は私
織りなす布は
いつか誰かを
暖めうるかもしれない


私はそれを聞いて、息子が生まれた日のことを思い出しました。

私たちが当たり前だと思っている毎日はあるとき突然終わるかもしれない、とてもはかないものなのかもしれません。

だから、当たり前だと思っていることに感謝して、今この瞬間を精一杯生きなくてはいけません。

人の幸せは、自分と自分の周りの人が健康で元気に過ごせているということの上に、もろくはかなくも成り立っている。

いつかも書きましたが、これを忘れずに日々過ごしていこうと思います。

宇野ブログ

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