1月の共通テストの翌々日くらいから、怒涛の忙しさが始まりました。解こうと思って残していた共通テストを先日ようやく解ききることができました。
はっきり言って、1月に解いた1/3がどんな問題だったか、形式が変わっていないということを除いてほとんど覚えていません😅
平均点が51点ちょっと。やや難しめということになりますね。解いていて(確か)3つくらい、これは生徒にとって難しいだろうなという問題があったように思います。でも昨年と比べても平均点は2点くらいしか下がらないようです。去年もまあまあ難しかったのか…というか「分量が増える=平均点が下がる」ということなので、そうなのでしょう。
いろんな先生がテストの後にいろんな感想を言います。テストはもう少しこうなった方がいいとか、ああなった方がいいとか。
ですが、私はそういう感想をあまり持ちません。
それは、私たちの仕事が受け身だからです。出されている入試問題に対して、どういう対策をしていくかというのが私たちのお仕事だから「もっとこういうテストであるべきだ」ということ自体はあまり意味を持たないことのように考えています。
ただし、センター試験から共通テストに変わったことは「言語としての英語学習」にとってはいいことなのかと考えています。
言語には「文字」と「音」という2つの形があります。さらに分けると、「文字」は「読む」と「書く」に、「音」は「聞く」と「話す」に分かれます。
言語の学習をするのであれば、この全部で4つある形をバランスよく伸ばす必要があります。昔の英語学習は「読む」「書く」しかやらなかった。だけど少しずつ「聞く」というのが入ってきて、まだほとんど入試には入っていませんが「話す」という能力を鍛える時間も学校で増えてきています。
重箱の隅をつつくような文法の問題を解けるようになる前に、もうちょっと聞いたり話したりできるようになろうよ、というのは「言語としての英語学習」としてはいい方向性だと思っています。優先順位が変わったという点で。
検定試験のうち、公式のスコアでこのバランスが最もいいのは英検だと思います。だから、広島大などが英検準1級を持っている子の英語の得点を満点とみなすというのは、そういうメッセージなんだと思います。「学問としての英語」ではなく「言語としての英語」の能力に重きを置いているという。
ただ…共通テストに変わっても、二次試験はほとんど変わっていないという現状です。何百人も受験生がいて、全員にスピーキングテストできないですからね。これもわかる。
あまり感想を持たないといいながら長くなってしまいましたね(^^;)
文系の先生ってだいたいこうなのです(笑)
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