皆さん、広電宮島線乗ってますか?
先日、広電宮島線の車内でオーストラリアから修学旅行(みたいな感じ。たぶん)で来ていた高校生に席を譲られました。日本語で(笑)
私がモビリーデイズでピッと乗車して、座っている彼女らの前に立つと
「ドウゾ、スワッテクダサイ」
「Are you getting off?(降りるの?)」
「イイエ」
「So, it's okay. Have a seat.(じゃあ大丈夫。座って)」
「イエイエ、ドウゾ」
「???...Why??」
と無理やり席を譲られ座らされました。
すると隣のお婆さんが「この子たちは皆に席を譲ってくれているみたいなのよ」と教えてくれました。
いろいろ思うところがありました。
まず、私のようなまだお年寄りに分類されない人は、席を譲られる場面に遭遇したことがないので戸惑ったということ。次に、そもそも外国人観光客は私たち日本人から見たらゲストであり、私たちの心に根付く「おもてなしの精神」からすると、ゲストが座るべきであり、私たちホストは立っているべきだという考えが自然と頭にあるのではないでしょうか。ましてやゲストに席を譲ってもらって自分が座るなんてことはありえない。
…これを伝えるのは難しいぞ…(^^;)
とりあえず、
「ボランティア活動か何かしているの?」と聞いてみたら「オーストラリアから修学旅行的なのでやってきていて、自分たちは日本語とか(たぶん)日本文化なんかを学んでいるんだ」と。それで、日本語を使って席を譲るという練習?活動?をしていたようです。
ひょっとしたら「日本では電車では若者は席を譲るべきだ」みたいなことを習ったのかもしれません。そこまで聞いていませんが。
でも、やっぱりちょっと違和感。
席は「お年寄り、(この表現は今は正しくないかもしれませんが)体の不自由な方、妊婦や小さな子供を連れた人」に譲ればいい。そして、私はいつもこうするのですが、座りたくないのなら最初から立っておけばいい。
それから、「どうぞ」って言われても「いえ、すぐ降りるから大丈夫です」って断る心情も英語で伝えるのは難しい。
さらに、前述したとおり、外国人に席を譲られる地元民の心情も説明するのは難しい。こんな経験はめったにないでしょうが(^^;)
私たちには「オモテナシ」の心が宿っているのですよ。滝川クリステルさんが言っていたように。
それで、ちょっと思うところもあり、私は英語スピーキングの集中トレーニングに入ることを決意しました。どこでかって?電車内ですよ。しかも五日市⇔西広島間限定で。
ここで、今一度、文化的なことも含めてきちんとしたことを伝えられるように練習しようと思います。とりあず、英語を使う外国人観光客を見つけたらニコッとして「Hello!」って言ってみることにします。
そのために、宮島のこと、原爆ドームのこと、乗り換え方法、宮島口なら「うえの」のあなご飯がオススメだということ、回転ずしはとてもエキサイティングだから是非行くべきだということ、尾道に行ったらぜひ「マングタック尾道リゾート」というホテルに泊まって欲しいということ、クロダとセイヤ・スズキは広島カープ出身で日本シリーズでオオタニと対戦したことがあるということ、イチローも名字がスズキ、うちの社長もスズキ、スズキという名字は日本で二番目に多い名字であることなどなど、ネタ帳を作って練習しようと思います。
宮島線って結構いい練習場かもしれないな。
広島電鉄から表彰されて「アナタは電車賃いりませんよ」って言われるまで頑張ります(笑)
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